今回、ご紹介するのはタイ伝統菓子を語る上で欠かせない人物
タイ宮廷料理人『マリー・ギマルド』
日本・ポルトガル・ベンガルの混血で父方にベンガル人の血が入っております。
母は『山田ウルスラ』という名で、祖母はポルトガル人、祖父は長崎県平戸出身の日本人でキリシタン大名の末裔という家系に生まれます。
マリーは1682年にアユタヤ王朝の高官の妻になり2人の子宝にも恵まれ優雅な生活を送っていました。
そんな幸せも束の間で1688年にタイで革命が起き夫は亡き人に
その時、ポルトガルに逃れようとしていた所を見つかり捕らえられて2年間牢獄に入りましたが
後にお菓子作りの才能を認められ、王宮でタイ伝統菓子を作る事になります。
米粉とココナッツミルクと砂糖が主な原料だった当時のタイ伝統菓子に小麦粉や牛乳といった西洋の食材と玉子を取り入れ、
洋菓子の技法を取り入れた事でポルトガルのお菓子やどことなく日本の和菓子のテイストも入ったようなタイ伝統菓子になったのはマリーのルーツのお陰かもしれません。
○ポルトガル商人から長崎の平戸に伝来した『鶏卵素麺』はタイではフォイトーンに↓
○ポルトガルの『マジパン』というお菓子が元になっていて、和菓子の『練り切り』の様なルークチュップ↓
少し書いただけでもおわかり頂けると思いますが、かなり波瀾万丈な人生を歩んだ方でタイでは度々ドラマや小説の題材にもなります。
諸説ありますので、ご了承下さい。
引用→wikipedia
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